ワークスアプリケーションズのインターンを受ける人のために

  1. はじめに

ワークスのインターンを受ける人は多いが、ポイント等をまとめた情報がなかったので自分で書くことにした。検索で訪問した方達の参考になればよいと思う。ただし、自分はインターン予定者であって経験者ではないので、情報に多少の間違いがあるかもしれない。以下の情報はネットに散乱している情報を自分なりにまとめたものだ。インターンを経験した後に、秘密保守の契約に反しない程度に追記する予定。

  1. ソフトウェアの特徴とインターンにおいてとるべきスタンス

ワークスはノーカスタマイズソフトウェアで躍進を遂げた。
顧客に合わせてカスタマイズすると、コストが高くなるので、最初から顧客の要望すべてに答えられる機能を持ったソフトをつくるようにする。顧客に必要ない機能もたくさん含まれる可能性があるが、カスタマイズする必要がないので全体のコストは低く抑えることが出来る。この考えを前提とすると、ワークスのインターンにおいて特定の顧客を想定して、ソフトウェアを設計するのは間違いである。
批判的な視点で記述しているが、以下の引用が参考になる。

(求められているのは)誰がどんなやり方で業務をしていても対応できる無駄に高機能なシステムであり、ふつうなら想定外の場面をヒヤリングなしでどれだけ思いつけるか
http://ameblo.jp/from-here/より

  1. インターンの内容

例年プログラミングが課題になっている。しかし、プログラミング技術の優劣は重要でない。プログラミング言語は背景であって主役でない。ちなみに言語はDelphi
課題が頻繁に出され、それをどんどんこなしていく形でインターンは進んでいく。前半の課題はカタログシートの提出・プレゼンが主なようだ。カタログシートとは、商品の特徴を簡潔にまとめたもの。営業にも直接使われるため、重要性は高い。後半はソフトウェアが評価の中心になっていく。といっても、インターン全体を通して1つのソフトウェアに取り組むのではなく、全体では数種類のシステム開発に取り組むようだ。
課題例

  • 学校の教務管理システムの開発
  • ホテルの業務支援ソフトの開発
  • 貸し出し品管理システムの開発
  • 料理レシピ管理システムの開発
  • コンビニの管理システムの開発
  • オークション管理システムの開発

題材は変わっても、基本的にやることは変わらないと考えていいだろう。以下では、好成績をとるために参考になりそうな文章を引用する。

普通のネタほど周りと差別化したものを作ろうとした瞬間に難易度上がるわけだが。前述のレシピ管理ソフトの場合、単にレシピ登録して検索できる程度ならC評価。その上でさらに色々これは!という機能が1,2個付けばBだし、もっと多ければAになる。
http://mobile.seisyun.net/cgi/read.cgi/money4/money4_recruit_1151127101

いかに付加価値の高い機能を考えられるか、そしてそれを実装できるか

(プレゼンテーションのコツは)顧客にとってそのシステムを導入することにより、どういうメリットがあるかを説明する。
(掲示板の可能性が高いが下二つは引用先不明)

  • 定性的な面から売ろうとするよりは、機能の効果が定量的に見えるようにするべき。なぜなら、企業は導入にかかるコストと導入した事による利益を比較して、システムの採用を決定するから。
  • 「これこれこういう問題が起きるかもしれないですよね、そういうときにこの機能が役に立つんです」というようなプレゼンを目指すか。しかし、前提と矛盾するような気もする。

  1. やたらと主張されている概念の整理

メリット
全体像が見えるから、他者に理解してもらいやすい。自分も理解できる。
デメリット

  • 差別化できない、同じ答えにたどり着いてしまう。(前提として、正確に構造化すれば同じ構造ができあがるということがある。)

論点
何を重要な因子と考えるかによって構造も異なってくるのでは?個々人のコンサルがどこで他のコンサルト差別化していくかという問題にもつながる。設計図として使うのではなく、検証作業に使用する。

  1. 個人的なインターンの目的

最後の方は面倒になってぐだぐだになってしまいました。
基本的に春休みの暇つぶしに参加するだけです。2年生なので、気楽な気持ちでやろうと考えています。個人的には以下の2点を重視しています。

  • 手持ちの武器をいかに有効に使用して戦っていくか
  • 環境適応能力を試すという感じでインターンに参加

では、明日からのインターンをそこそこがんばろう。